Gaasのノウハウを買ったということでしょうか
SIE、「Destiny」などで知られるBungieを約4100億円で買収へ
買収後も独立スタジオとして運営
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、マルチプラットフォームゲーム「Destiny」シリーズなどの開発で知られる米ゲーム企業Bungieを買収する正式契約を結んだ事を発表しました。買収総額は36億ドル(日本円にして約4,100億円)です。
買収完了後はSIEの独立子会社となるものの自社パブリッシングを行い、今後発売されるタイトルもPlayStation独占とすることなく、様々なプラットフォームで提供していくとしています。
「Bungie」とは
Bungieは現在「Destiny2」の開発・運営を手掛けるアメリカのデベロッパー。
1991年にBungie Software Products Corporationとして設立した同社は、Macintosh向けにFPS「Marathon」をリリースして注目を集め、「Myth: The Fallen Lords」や今なおシリーズが続く「Halo」シリーズの第一作目「Halo: Combat Evolved」などを手掛けて高い評価を得ていました。
2000年にマイクロソフトに買収されたものの2007年に「Halo」シリーズを含む過去作IPを手放す形で再び独立。2013年には最近これまた同じくマイクロソフトに買収されたことが記憶に新しいアクティビジョン・ブリザードと「Destiny」のパブリッシング契約を2019年まで締結していました(現在は自身でパブリッシングを行っています)。
ちなみに当時Haloを作っていた人たちは2007年に「343 Industries」というHaloシリーズ開発のためのスタジオに移動しているため、現在のBungieと「Halo」はもはや関係がないと言ってよいでしょう。
SIEとBungieは今回発表した買収について、「Bungieが有するゲーム・アズ・ア・サービス(GaaS)、いわゆるライブゲームサービスへのアプローチやノウハウがPlayStationStudiosからのいくつかの将来のライブサービスタイトルの開発をサポートするだろう」としています。
ゲームを売り切り型のみで販売するのではなく、継続的なアップデートを繰り返すサービスとして提供するビジネスモデル。
そのゲームを気に入ったユーザーがより長く楽しめ、メーカー側も継続した収益を上げられるメリットがある。
革新的な新しいアイデアでいうわけでは無く、MMORPGなどで昔から行われている。
次の買収先はDisruptive Publishersなんてどうでしょう?
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