わけがわからないぞ。
内容
ととねこのゲーム紹介所・第9回『Hollow』
比較的マイナー寄りなゲームを紹介・簡易レビューする「ととねこのゲーム紹介所」、第9回目はSFホラーアクション『Hollow』を取り上げます。
Hollow (ホロウ)
Forever Entertainment | |
アクション / アドベンチャー / シューティング | |
NSW |
- ポーランド生まれのSFホラーアクション
- 本作の主人公は星軌道上に浮かぶ資源採掘用の宇宙船「シャクター・ワン」の乗組員
- 緊急カプセルの中で目覚めることになるが、彼は自分自身が誰なのか、何故ここにいるのかといった記憶を失っていた
- 襲い来るモンスターと戦いながら生存者がいない宇宙船内を探索し、ここで起きた出来事の真相を解き明かすことになる
- 私は90%OFFセール時に200円で購入しました
ゲームシステム
- アナログスティック:移動(左スティック)、カメラ操作(右スティック)、フラッシュライト(右スティック押し込み)
- 方向キー:マップ(上)、武器変更(左右)、回復アイテム使用(下)
- B:ジャンプ
- A:調べる・アクション
- Y:ファイルの詳細
- R1:キック
- L2/R2:射撃
- X:リロード
- L1:かがむ
移動、銃による攻撃などアクションアドベンチャーとしてはオーソドックスな作りですね。
敵の種類が少ない
敵はラスボスを含めて全4種類?とちょっと少なめ。
しかも戦闘するうちの95%位は上画像の人型モンスターという点も、展開の単調さ・バリエーションの乏しさに拍車をかけています。
ちなみにこいつはこちらの存在に気付くとまっすぐ突っ込んでくるだけの単純なモンスターです。主人公の移動スピードがかなり遅いのにそれでも割と逃げれる程度のゆっくりとした速さで追いかけてくるので緊張感のかけらもありません。
更にこいつは襲い掛かってくる前に唸り声をあげてわざわざプレイヤーにその存在を知らせてくれるという優しい一面を持っています。扉越しに潜んでいる際に唸っちゃっていた時はちょっと笑っちゃいました。
打って変わって最悪なのは、突如出現して接近されると即死となる↑の敵。本作はオートセーブが無い上に死亡時のリトライ時間やロード時間が長いので非常にウザイです。やる気が削がれます。
不安を煽るが多少やりすぎな視認性の悪さ
異形のクリーチャーが蔓延る宇宙船内は全体的に薄暗く、フラッシュライトを頼りに進まなければなりません。ホラーゲームとしては定番のシチュエーションですしそれ自体は悪くないのですが、流石に少し視認性を悪くし過ぎでは?という気がします。
特に酷いのは白飛び。白っぽいオブジェクトや壁が多い部屋だと画面がめちゃくちゃ白飛びします。視野の狭さ、映像が乱れる演出も相まってマジでよく分かりません。
こういった場所に次に進むためのヒントがあったりするとかなり厄介。敵よりアイテムの見逃しの方がよっぽど怖いですね。
目視で探すとマジで分かんねぇ!
アイテムや開くことが出来るロッカー・ボックスなどはかなり接近しないと反応しない点もイマイチ。
パスコードが書かれたメモと単なるオブジェクトの紙の見た目が似ていたりと、視認性の悪さでプレイヤーを殺しにかかります。
不親切な導線
「やりすぎな視認性の悪さ」と同等、もしくはそれ以上に問題なのは導線の不親切さ。
ゲーム序盤に各地のターミナルを起動していけという指示を受けるのですが、宇宙船内がどういう構造なのか、次にどの施設を利用してどこに行けば良いのかなどといった導線作りが上手く出来ていない気がします。
本作の良い所
- 雰囲気や見た目、コンセプト
- 比較的安価
宇宙船内の怪しい雰囲気や、各地に散らばれたメモを集めながらここで何が起きたかを想像していくといった作りなどは良いと思う
セールで90%OFF位になる(定価で買う価値があるとは言っていない)
まとめ
- メジャーなホラーゲームはやり尽くした人
- 怖いホラーゲームが苦手な人
動作が不安定だったりバグがあったりするなど全体的に完成度に難ありといった印象です。
積極的にオススメはしませんが、セール時なら200円で販売されることもあるのでそういう時に手を出してみるも良いかもしれません。
「わけがわからないぞ。」とか「このふざけたゲーム」とか所々でプレイヤーの気持ちを代弁してて草生える