追記:スラゴーの問題点を追加しました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
内容
【新春特別企画】PSPlusフリープレイ界の帝王『スライド&ゴー』の謎に迫る!
「スライド&ゴー」とは
スライド&ゴーは2017年10月26日、PSストアに彗星の如く現れたパズルゲームである。
登場と同時にPSPlus加入者には無料で提供(フリープレイ)、何故かその後も途切れることなくフリープレイとして提供され続け、平成から令和へ時代を駆け抜けている謎の作品である。
ゲーム内容としては3×3、4×4、5×5に分割されたピースをスライドさせてパズルを解くという、非常にシンプルでスタイリッシュ(自称)なスライドパズルゲームだ。
何故かフリープレイ枠に存在し続ける本作は「スラゴー先輩」「フリプ界のレジェンド」「フリプ枠の水増し要員」「ゴミ」「寄生虫めいた害悪」「うんこのゲーム化」「105MBを汚染するHDD人権侵害」「105MBのサイバーテロリスト」「お前がPSストアからスライドされろ」「排除の対象となる潜在犯」「ゲームとして死にゲー」「唾棄すべき駄作」「文明崩壊したってもうちょいマシな物作れそう」といった様々な愛称・蔑称でPS4ユーザーから親しまれている。
また、情報がないため時系列は不明だが、スマホ向けアプリとしても提供されていたりする(現在は既に配信が終了している?)
生みの親「Disruptive Publishers」
「Disruptive Publishers」とはスライド&ゴーをこの世に放ってしまった戦犯メーカーである。(実際に製作したのは姉妹会社であるDisruptive Interactive)
カナダの主要都市バンクーバーに拠点を置き、ゲームやアート、テクノロジーに関する業務に携わる開発スタジオだ。
2007年創業のこの会社は、Microsoft XboxおよびSony PlayStationコンソールに関するコンテンツを制作している。
モバイル向けのオリジナルゲームの製作などもしているが、テーマやアバター、提携する他会社のゲーム内アセットの製作などがメイン事業となっているようだ
「Disruptive Publishers」リリースのPS4テーマを紹介
Disruptive PublishersはYouTubeのチャンネルを持っている。そこでこれまでにリリースしたPS4用テーマの一部をサンプルとして公開しているので、ここで1つ紹介しておこう。
これは「Anime: Say Hello Dynamic Theme」という、どこを見ているか分からないアニメタッチの女の子が微妙に蠢いているダイナミックテーマである。
スラゴーのビジネスモデル
スラゴーは海外では無料ソフトとして提供されている。ゲーム自体に課金要素がない本作はどのように収益を上げているのか。
スラゴーは一切の見返りを求めず、ただただユーザーに楽しんでもらいたいという一心で製作された、無償の愛をくれる女神のような存在なのだ…、と適当な文章で終わらせようとも思ったが、真面目な話をすると「Disruptive Publishers」の本業の1つであるテーマやアバターの有料配信のために作られた作品ではないかと推測される。
あくまで推測なので断定はできないが、テーマやアバターの有料で配信するには、何かしらのゲーム作品に関連した商品としてリリースする必要があるようだ。なのでとりあえずスライド&ゴーをPS4でリリースし、そこに登場する画像を用いてテーマを作り(むしろ逆か)、スラゴーのPS4テーマですよ!という体で有料販売を行っていると思われる。
かつて当サイトでも紹介した事がある無料配信ゲーム「Minefield」も、このようにテーマ配信を行うために作られた作品であろう。
ちなみに日本ではスラゴーに関するPS4テーマ、アバターの配信は一切行われていない。これもうわかんねぇな?
スラゴーのク〇ゲーポイント
スラゴーのことをク〇ゲーだ!などと評している人がいたとしても、そのほとんどがまともにプレイしていない可能性が高いと思うので、改めて本作が抱える問題点を紹介していこう。
スライド操作がアナログスティックのみ
スライドパズルは1個所の空欄に隣接するピースをスライドしていく事によって、バラバラになったピースを正しい並びに戻すというルールのパズルである。なので斜めや微妙な入力などは要求されないため、デジタル操作(十字キー)での操作が適していることは確定的に明らかだ。
しかし本作の操作はアナログスティックにしか対応していないのである。どう考えても操作しにくい…。
達成感が薄い
パズルゲームにおいて重要な要素の1つとして達成感が挙げられると思うが、本作には達成感を刺激する要素が乏しい。パズルプレイ中には経過時間や手数などが表示されるがこれらが記録として残ることもなく、クリアしても徒労感しか残らない。結果表示がないのもマイナスポイントだ。
読み込めない?ステージがある
本作の特徴として、プレイ可能なパズルのライブラリがネット接続で更新されるという要素がある。プレイする度にサーバーに接続してステージ画像を読み込むためテンポがクッソ悪く、もはやこの特徴自体もマイナス要素でしかないのだが、どんなに待っても読み込みが終わらないステージがいくつか存在する。
これ自体は私の環境のせいという可能性もあるが、明らかに同じ個所のステージが読み込めないので、サーバー側に問題があるのではないかと予想。
ちなみにパズルのライブラリは随時更新と記述されているがこれも眉唾物である。実を言うと実際に増えているか計測しようと2018年末にステージ数を記録しておいたのだが、あまりにも興味が無さすぎて記録したデータを紛失してしまった。追調査はこの文章を見た君に委ねるとしよう(丸投げ)
背景を変えただけの画像を別ステージ扱い
手前のオブジェクトは同じで背景だけを差し替えた画像が別ステージ扱いで登録されている。
PSストアの説明文で「プレイ可能なパズルは何百種類!」と豪語しているが…。
拡大しただけの画像を別扱い
少し拡大しただけの同じ画像が別ステージ扱いで登録されている。
背景差し替えただけなんて手抜き過ぎだろ!と思っていたら更に上を行く手抜きが待っているとは…。スラゴーは本当に恐ろしいヤツである。
そもそも同じ画像
背景差し替えや拡大しただけの画像を別扱いしている事なんて実は可愛いもので、スラゴーは一切変化のない同じ画像を別ステージ扱いで登録しているのである。
ファミコンの海賊ソフトなどで見かけるin1ソフトみたいな手口つかってんなスラゴーよ!
更に驚くべきことに同じ画像ステージを横並びで配置している場合も!もはや驚きを通り越して恐怖まで感じるレベルである。
連続で並べたら即バレるのに、悪びれることなく堂々と並べてやがる…。
せめて少しくらい間を開けて分かりにくくしろや!
ピースが初期配置から動かない
パズルゲームとは何か(哲学)#スラゴーを崇めよ#スラゴーから逃げるな
#PS4sharehttps://t.co/sTszQDS0Lt pic.twitter.com/ZyuX3X7d47— 宮葉 (@MiyaHa_Ls7) January 1, 2020
スライドパズルなのにピース配置が初期配置から動かないことがある…。
「スライドパズルなんだし、ピースはシャッフルしなければならない。」なんてルールは誰が決めたんだ?
これまでの常識に囚われているだけでは新たな事を生み出すことは出来ない。常識を打ち破れ!というスラゴー先輩からのメッセージなのでしょう。
まとめ
スライド&ゴーは神ゲーである。
まだスラゴーをプレイしたことがないそこのキミ!早速PSストアを開いてダウンロードしよう。
そしてひたすらスライドするのだ!今日も明日もいつまでも…
およそ月一単位で増える先輩の愛称(蔑称)たち、今年は先輩を引退させるほどの逸材があらわれるか、はたまた PS5に時代が移り変わろうとも王者の風格を残し君臨し続けるか今から楽しみですね。
さてゲオの日替わりセールで買ったカービィスタアラとDQB2やるか