「DeepL翻訳」VS「ZENITH」!
内容
DeepL翻訳の精度をクソ翻訳ゲー「ZENITH」で検証!
DeepL翻訳とは

DeepLは機械学習を用いた人工知能による翻訳システムです。
2020年初旬に行われたニューラルネットワークアーキテクチャの大幅な改善によって、2020年3月19日より中国語と日本語にも対応。Google翻訳よりも文脈に応じて自然な訳文が作れるなどと話題になっています。
ZENITHで翻訳検証
自然な翻訳が出来るという評判を確かめるために、不自然な翻訳のオンパレードでお馴染みのPS4用ソフト「ZENITH」を原文から翻訳し直して、完成した訳文とオリジナル日本語版の文章とを比較してみました。

観光客を食い物にする記号
こちらはゲーム開始直後に登場する看板を調べた際に表示されるメッセージです。
難解な表現が連発するOPイベントに困惑するプレイヤーに対して、本作をプレイし続けるには相応の覚悟がいることを叩きこむ追撃の一文となっています(クソ翻訳的な意味で)。
DeepL翻訳

“スーパーエピックアドベンチャー”がそのままなのは残念ですが、文章としてはオリジナル日本語版と比べて明らかにこちらの方が自然ですね。
機械翻訳は長文になる程正確性が欠けやすくなると思いますが、比較的自然な文章に仕上げてくれます。
ちなみにGoogle翻訳で同じ文章を翻訳すると「超壮大な冒険は、この地域の興味深い場所や観光場所に関する情報を喜んで提供します」といった感じになります。オリジナル日本語版より全然まともな点はここではスルーさせていただきますが、直訳感が強く文章の自然さはDeepL翻訳の方が優れていますね。
クソこわがらせました
本作のヒロイン”アラナ”が暗闇の中で化け物?に遭遇するワンシーン。
(全てがそうでないとしてもおそらく大部分の)翻訳に機械翻訳が用いられているのか、直訳でどうしても文章として不自然な印象が拭えません
セリフとしてもちょっと固いですね。
DeepL翻訳

こちらの方が口語的というか自然なセリフっぽくなっています。
ちなみに後半の「it scared the shit out of me」をGoogle翻訳にかけると「それは私からたわごとを怖がらせた」と翻訳されました。明らかに不自然。
すー水車に流れる水では車輪はまーまー回わらない
ZENITHを代表する謎文章の一つです。これに関しては何か元ネタがあるのか、ギャグなのか、何かの言葉遊びなのか…、私にはまったく分かりません。
DeepL翻訳

「水をかけても車輪が回らない」と、オリジナル日本語版とニュアンスはほとんど同じですが、別の訳語として「転ばぬ先の杖にはならない」といった意訳で自然な文章にしようと頑張っています。
意訳が仇となる場合も
この文章は流石に意味が分からなかったので、本作を開発したメーカー「INFINIGON」が拠点を構えるスペインの公用語「スペイン語」で原文を確認してみた所、以下のような文章となっていました。
AGUA QUE NO HAS DE CORRER DÉJALA BEBER
こちらを調べてみると、スペイン語の慣用句的な文章・フレーズのようです。
直訳すると「流れるだけで飲めない水」となります。
これは他人の意見を聞かずに自分の主張だけを押し通すような人の様を、「流れるだけで飲めない水」と表現して使う皮肉めいた一節となっています。
DeepL翻訳は自然な文章に仕上げる精度が高いのは間違いなさそうですが、単語の意味を取り違えたりしても意訳してそれっぽい文章に仕上げてしまうので、こういった慣用句などには注意が必要かもしれません。
※ちなみに最初の2つはスペイン語→日本語翻訳した所同じような精度の訳文を作成できました
まとめ
- Google翻訳より自然な印象
- 訳文の機械翻訳っぽさが薄くて読みやすく、どんな内容なのかをより理解しやすい
- 文の区切りも自然な仕上がり
- 長文でも読みやすい日本語文章を維持出来ているのは凄い
- ZENITHの翻訳は酷過ぎる。だがそれが良い(ZENITH信者)










コメント
ちょっと不自然な機械翻訳よりもZENITH式みたいにガッツリ怪文書にしてくれた方がこっちは嬉しい(洗脳済み)
突き抜けたモノはどんなモノでも素晴らしいということですね(適当)
自然な翻訳が並ぶ中に転ばぬ先の杖的な物が混じると、翻訳ミスってことに頭が回らず、自分の理解力がないのかと不安になってしまう。
しかし最初からクソ翻訳ぶっぱなしてくれると、理解できない前提でプレイできるので、むしろ安心してしまう。
結論:クソ翻訳最高!
自然な翻訳にしてしまうとZENITHの良さが失われてしまうのか!(ZENITH信者)
真面目な話翻訳の出来は開発者に対して失礼過ぎるレベルですが、面白いからいいか!
スラゴー「フフフ、ZENITH君も苦労してるねぇ~。私は内容で勝負だ!(どんぐりの背比べ)」
スラゴーよりは全然良いから…
突き抜けた攻めの翻訳、ととねこさんのピックアップで楽しませていただきます。
接する時間が長いと仕事で外注翻訳の手直ししなければならない時、違和感のハードルがだだ下がりになりそうで怖くて近づけません。自然な誤訳も怖いんですがねー。
zenith基準に慣れてしまうのは危険ですね…
へへへへ! ぐーん。
ヤッダ、ヤッダ、ヤッダ。
このゼニスは未プレイですが、にわかに興味がわきました。
手持ちのSwitchで配信されないのが残念でなりません。
これ海外版はSwitchでも発売されているんですよね~
某13のパルスのファルシのルシがパージでコクーンみたいに造語のオンパレードを外国語に訳すとどうなるんだろ
日本人が日本語で読んでるのに意味わからないんだから、何語だろうと通じないことは分かるけど
ちなみに「パルスのファルシのルシがパージでコクーン」をDeepL翻訳で英訳→日本語で再翻訳すると「パルスのファルシのルシはパージの中で繭になっている」となりますね。
コクーンが繭になっていますが、おおよそ同じような感じですね。どちらにせよ意味はわからん
仕事にも使えるかもと、DeepLが気になって記事を読み始めたのに
珍妙な翻訳で爆笑しているうちに、だんだんクセに・・・「絶頂!」
へへへへ!ぐーん。
フランス語の”Pensé au plan de la ville – logique : une colonne vertébrale. Les buildings dans le ciel, pourquoi pas ?”という文を試しに訳したら、”pourquoi pas”の部分が「何でやねん」となる。
”pourquoi pas ?” の他の用例では、なかなかこうはならないのに、どうしてこれだけ関西弁なんだよ。と思ったが、これはこれで、”pourquoi pas ?”(どうしてダメなんだい?)かも。