もはや怪文書アクションRPG
ととねこのゲーム紹介所・第4回『ZENITH』
比較的マイナー寄りなゲームを紹介・レビューする「ととねこのゲーム紹介所」、第4回目はアクションRPG『ZENITH』を取り上げます。
Zenith
Infinigon | |
アクションRPG | |
PS4PC | |
PlayStation公式 |
- RPG黄金期の感覚とユーモア、そしてパロディを楽しめるアクションRPG
- 機械と魔法が共存するクラシックなファンタジー世界で、30代を超えた中年の魔法使い「アーガス」になって冒険を楽しめる
- アクションRPGの部分に特筆すべき点や面白さは無い。本作の肝は独特のセリフとユーモア溢れる会話シーン
- …なのだが、戦慄すら覚えるレベルの機械翻訳がそれを楽しむことを許さない
- たしかセールで80%OFF位になっている時に買いました。というかこれ定価2,590円もすんのかよ!
ゲームシステム
見下ろし型視点のアクションRPG。良く言えばシンプルでとっつきやすい、悪く言えばありふれたシステムで古臭いといった感じ。
たまにパズル的な要素もありますが、基本的には指示された場所へ向かえばイベントが進むのでゲーム進行で困ることはあまり無いでしょう。
- 左アナログスティック:移動
- 方向キー:セットしたアイテム使用
- L1:現在の目標を確認
- R1:話す、調べる、モノと掴む
- R2:防御バリア
- ×:通常攻撃
- □・△:魔法攻撃
- 〇:回避
随所にちりばめられたパロディ
どこかのゲームで見たことあるようなキャラクターが登場します。
こういったパロディ要素や皮肉、ユーモアの効いた会話シーンを楽しむのが本作の遊び方になると思います。
クッソ手抜きな機械翻訳
ここまでの紹介だけを見ると、ユーモアやパロディ要素満載の会話を楽しみながら進めるアクションRPGなのかな?といった感想を持つかもしれませんが、本作は1つ重大な欠点を抱えています。
それは全編機械翻訳によるクッソ適当な日本語対応です。
以下、幾つか抜粋して紹介します。(ネタバレを含むので注意)
ベイビー。人前だ。
全編このレベルの翻訳
大体の文章がこのレベルの直訳具合です。
基本的に一人称も統一されておらず、同じセリフの中で俺になったり私になったりすることも。完全にチェックもせずに機械翻訳した文章をそのまま入れているだけですね…。
「なんとなくこういう事を言っているのかな?」と解釈しながら進めていくしかないのですが、怪文書の波状攻撃を何とか理解しようとするプレイスタイルは精神的疲労が半端ないです。こんなにゲームをプレイして疲れたのは久しぶりだよ…。
まーまー回らない
上へパンしてください!
ストーリーを進める事で獲得出来るトロフィーの1つです。ナニコレ?
ちなみに英語版では「Pan up! Pan up!!!」というトロフィー名であり、某翻訳サイトにぶち込むと「上へパンしてください!」という翻訳が生成されることを発見しました…。
絶頂
父娘、別れのシーン
ちなみに言語を英語にして同じシーンまで進め、セリフを確認してみましたが普通に「Goodbye,Papa」と言っていました。
ラストシーンのセリフ間違ってんじゃねぇ!
オマケ:ヒロイン”アラナ”の可愛いシーン集
まとめ
- 怪文書が好きな人
- 英語など、他言語にしても遊べる人
一応フォローを入れておくと、日本語訳が適当過ぎるだけなので英語とか他の言語でやればもう少しまともに楽しめるとは思います。
ストーリーや会話シーンを深く理解しなくてもシステム部分が面白ければ楽しめるアクションならともかく、会話が重要なゲームでこの機械翻訳はちょっと厳しいですね。
うおおお!は、早く買わなきゃ!!