やっぱりな
雑記(2020/07/06)
やっぱり配信停止に
HUP Gamesが2020年7月2日よりリリースしたSwitch用オープンワールドRPG『ファイナルソード』ですが、その配信が本日(2020/07/06)停止されました。
本作は剣と魔法で戦うアクションRPGです。その趣深い見た目やクオリティ、ゲーム性などでネット上で話題となりましたが、Nintendo Switch版は「ゼルダの伝説」BGMを無断使用しているのでは?という疑惑が挙がっていました。
看板が元に戻ったり、泉から妖精が出てきたり、滝を止めてゾーラの里に行けたり、ハイラル王家の使者がオカリナで吹きそうな気がするBGM。
…せめてもう少し変えない?#ファイナルソード #NintendoSwitch pic.twitter.com/fCyAkqmgaT— ナスタ/NASTURTIUM (@nasturtiumpfm4) July 4, 2020
意図的な盗用ではない模様
この件に関して、ゲームメディア「automaton」が本作を販売するHUP Gamesに問い合わせた所、本件に関する声明をを発表しています。
詳しくは上記記事を参照して欲しいのですが、
- 配信停止の原因はBGM
- 該当BGMについては、BGM販売に特化した企業から購入した
- 任天堂に事情は説明済み
- BGMを差し替えて配信を再開したい
といった事を語っています。
要はBGMを販売する企業から購入したBGMを使っただけであり、盗用の意図は無かったという感じでしょうか。
本作はSteamなどでは良く見られるアセットを多用して製作されたゲームのようです。少し検索すれば上のように素材元を見つけるのも難しくありません。
個人開発者や小規模なメーカーにとってアセットは手軽に作品の品質を上げることが出来る有用な手段ですが、信頼できる販売元であるかなどもしっかりチェックして欲しいですね。
「ファイナルソード」ってどんなゲーム?
不安な気持ちを掻き立てられるPVが全てを物語っています。
- 「ガバガバな当たり判定」
- 「しょぼいグラフィック」
- 「趣のあるモーション」
- 「シュールな演出」
- 「不自然なテキスト」
- 「適正レベルまで上げてしっかり装備も準備しないと、敵を倒すのに滅茶苦茶時間がかかるバランス」
など、如何にもク〇ゲーな要素満載ではあるのですが、
- 「ボス戦ではしっかりとした攻略法があって割とアクションゲーしている」
- 「ツッコみ所が多くて笑える」
- 「垣間見えるこだわり」
- 「ギリギリ遊べないこともない」
- 「なんだかんだ最後まで作り上げており、手抜きではなく頑張って作り上げた感は伝わる」
- 「センスを感じさせる部分もある」
といったような良い部分もあり、ゲームとしてはギリギリ成り立っていて「クソだけど嫌いじゃない」「なんだかんだ愛せる」作品に仕上がっている困ったちゃんなのです。
現在は配信停止中(スマホ版や海外Switch版は現在も配信中)ですが、BGMを差し替えての再配信を目指して動いているとのことなので、本作に興味を持った方は配信再開を心待ちにしておきましょう。
ちなみに本作の価格は1,890円です。
1890円、中々強気な値段に見えます。