PS5/PS4『ヴァルキリーエリュシオン』プレイしての感想
基本情報
スクウェア・エニックス | |
アクションRPG | |
PS5PS4Steam |
- 北欧神話をモチーフにした世界観で「人間の死」と「神々の存在」を描く「ヴァルキリー」シリーズの最新作
- 最高神オーディンから世界救済の命令を受けた主人公”ヴァルキリー”が地上界の魂を浄化する任務に就く
- シリーズの特徴である「エインフェリア」と呼ばれる英霊やコンボシステムを取り入れた立体的なアクションが特徴
※以下、PS5版をプレイしての感想です
感想
ゲームとしては従来シリーズ作品の半コマンドバトル的なRPGから純粋な3DアクションRPGに変化。
アクションは比較的重みのある操作性。攻撃モーション中の回避やガードなどでモーションキャンセル…といった事は出来ない。
この点が爽快感がないという意見も見られるが動作途中でキャンセル出来るゲームは一番強い攻撃を擦り続け、敵の攻撃が来たらローリングなどでキャンセルして回避する…といった一辺倒な戦いにもなりがち。
場面によって隙が短めのコンボを使って立ち回ったりガードやカウンターを挟むといった戦略性も増すので個人的には悪い事ではないと思う。操作感自体も中々良い。
ただし特殊技であるディバインアーツ(DA)がアクションゲーとしてバランスを狂わせてしまっている。
DAは各アクションの後隙を消せるキャンセル技としても使えるのだが、なんと発動中は完全無敵という効果がある。おそらくだが本作は敵に囲まれるシチュエーションが多くヴァルキリーは少し殴られただけで大きくバランスを崩すようになっているので、DAの無敵を使って上手く立ち回れという事なのだろうが、ちょっと強すぎじゃないかなと。
戦闘システムとしては属性が重要な要素となっており、一定時間呼び出すことが出来るエインフェリアやDAにはそれぞれ属性が付与されている。
敵には弱点となる属性が設定されており弱点を突くと大きなダメージに加え、蓄積するとブレイク・ダウン状態にすることも出来る。この敵を行動不能にする効果が大きく、如何に弱点属性を押し付けながら戦うかが重要なポイントとなっている…のだが、ここで1つイマイチポイント。
DAは4つ装備スロットに装着することが出来るのだが、本作には4つ以上の属性が存在する。なのでセットしたDAで弱点が付けない敵が登場する場合も。
一応戦闘中に付け替えることも出来るのだが、いちいちメニューを開いて技を付け替えるのは非常に面倒くさい。かといって弱点を突かないと戦闘に時間がかかってしまう。どちらを選んでも戦闘テンポが悪くなってしまうのである。ここは属性の数を絞るとか割り切った調整をした方が良かったでは。
また個人的に大きな問題点と感じたのはカメラワークとミニマップがない事。いちいちメニューを開いてマップ確認するのはマジでテンポを損ねているんだよなぁ…。
シナリオはハッキリ言って簡素。メインストーリー目的でやるゲームではないと思う。
エインフェリアは4人と少ないが、パーティ加入後もシナリオでの会話やサブイベントなどで登場する。とは言え人数が少ないならその分もうちょい深堀りして欲しかった。
RPG要素の薄さも個人的に気になる。敵やオブジェクトを破壊することで入手出来る石で装備やスキルを取得するといった要素はあるが自由度は低く、道なりに進んで決まった順番で強化していくだけ。
全体的にボリューム控えめで同じような戦闘が続くので、もう少し戦闘に対するご褒美要素も用意して欲しかった。
まとめ
- アクション自体の手触りは悪くないがバランスはイマイチ。
- アクションは割と重めな操作性。ここは好みが分かれるので体験版を試した方が良い
- シリーズ未経験の人を引っ張ってこれる程のクオリティではないし、シリーズファンにとっても正直コレジャナイ感。あくまで外伝的作品
- そこそこ楽しめはするが、何より「ヴァルキリーエリュシオン」じゃなければならない要素がない。これなら他のアクションRPGをプレイすればいいんじゃないかな…
率直な感想ありがとうございます!
おかげでエリシオンが外せそうなので積まずに済みました!w
とはいえ他にもいろいろプラス今まで積んできた罪の数がががが
突発的に面白そうなインディーゲーが出ますから予定が嬉しく狂ってしまうんですよねえ…w