『魔法司書アリアナ ~七英傑の書~』をプレイしての感想

価格の割にボリュームはないけど直近のコンパゲーを思えば全部許せる

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『魔法司書アリアナ ~七英傑の書~』をプレイしての感想

基本情報

メーカー
IDEA FACTORY/COMPILE HEART/HYDE
ジャンル
2DアクションRPG
ハード
PS5PS4Switch
発売日
2025/8/21
これは七つの書が織りなす世界で繰り広げられる、 戦いと修繕の物語。
任天堂の公式オンラインストア。「魔法司書アリアナ ~七英傑の書~」ダウンロード版の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch 2 (ニンテンドースイッチ2)本体やソフト、オリジナルグッズ、公式ストア限定商品などを販売中。

「魔法司書アリアナ ~七英傑の書~」はコンパイルハートが手掛ける、本の世界を舞台にしたサイドビューのアクションRPG。開発は株式会社ハイドが担当。

 

本作の主人公は魔法書が納められた“図書館”で勤める司書官「アリアナ・ヴィレリス」。この図書館にある七英傑の書が何者かによって改ざんされてしまったので、世界で唯一本の世界に入る能力を持つアリアナが本の世界の中を冒険し修繕していくことになります。

ちなみにアリアナの声はVTuberの周央サンゴさんが担当。自然な演技で違和感はなく上手だと思います

 

書物毎にストーリーがあり、物語を傍観者視点で追いながらステージ上にある修繕ポイントを調べて修復していきます。

ストーリーの感想に関してはネタバレもあるので控えますが、個人的には可もなく不可もなく位かな

 

ゲームシステムとしてはオーソドックスなサイドビューアクション。

アリアナはジャンプやダッシュなどの基本的なアクションに加え、最大6個の魔法をセットして使うことが可能。魔法は攻撃や回復、防御など様々な種類や属性があります。

 

いわゆるMP的な概念はなく、魔法は好きなだけぶっ放してOK。魔法毎にクールタイムが設定されており威力弱めの魔法はかなり連射が効き、強力な魔法はクールタイムが長めに調整されています。

魔法による強弱の差は結構ある気がしますが、そこはまぁご愛嬌ということで

 

魔法に関して「属性バースト」システムが特徴的。

属性魔法を当てると敵のHPゲージ上にある丸いゲージが溜まっていき、これが最大になると属性バーストが発動。爆発を起こして周囲の敵に大ダメージを与えることが出来ます。シンプルですがこれがとても気持ち良い!

 

バーストは相手のバリアも貫通出来て威力も非常に高いので、これを狙っていくのが基本戦術となります。とはいえ特別難しいことはなく、当てやすくて連射が効く魔法をぶっぱしまくって、ゲージが溜まりそうになったら高威力の魔法をぶち当てればOK。

弱点属性を付くと属性値が溜まりやすくなるとかありますが、あんま気にしなくても大丈夫ですね

戦闘に関してはかなり大味な印象ですが、魔法が撃ち放題だったり属性バーストが気持ちよかったりなど爽快感を重視した作りで、あまり深く考えずに気持ちよく遊ぶことが出来るので個人的には結構評価高いです。

同じコンパちゃん繋がりでいうと「カラミティエンジェルズ」のように楽しませる気ないだろというゲームよりは100倍良い

難易度に関してですがイージー・ノーマル・ハードの3種類を自由に変更可能。難しさが変わるだけでゲーム内容等に違いはありません。私はハードでやりましたが一部ボス戦がちょっと難しい位で全体としてはそこまで難しくない印象です(アクションゲーが得意でなくてもイージーなら多分大丈夫そう)



メトロイドヴァニアではないです

サイドビューのアクションRPGということで探索要素が強いメトロイドヴァニア系にも見えますが、探索要素は薄めです。

7冊ある書物を攻略していく中で新たな移動アクションなどを入手できるのですが、それによって過去に攻略したエリアで行動範囲が広がるといったメトロイドヴァニア的な要素はあまり無いです。完全に無いわけではないのですが、序盤の攻略順が自由な4属性の書物内にそれぞれ1か所くらいある程度。

隠しエリア的なものや宝箱も各所に設置されていますが、宝箱から入手できるのは敵もドロップする素材だけです。装備品や魔法の習得・強化はこれらの素材を使うので無意味ではないのですが、そんなに必死になって探す必要はないでしょう。

探索を楽しむって感じではないかな

 
 

問題点は価格とボリューム

ゲーム自体はサクサクとカジュアルに気持ちよく遊べるアクションRPGという感じで悪くないのですが、やはり価格とボリュームが気になります。

本作は定価7,480円とフルプライスと言っていい価格だと思いますが、クリアするだけなら10時間程度、トロフィーコンプなどのやり込みを含めても15時間程度で終わってしまうでしょう(しかも大半は敵の討伐数稼ぎ)

ちなみに討伐数稼ぎは↑の場所でやりました(画像左側の出入り口でリポップ、入口の左右すぐ近くに9体)

 
相対的な評価になってしまうのですが、こういったサイドビューのアクションRPGはインディーゲーで人気があり、本作の半分もしないような価格でもっと長時間遊べる名作が多数存在するんですよねぇ…。

キャラクターにボイスがあったりなどの付加価値はありますが、それらを考慮しても価格とボリュームのバランスは厳しいかな。



その他気になる点

フルプライスなんだからフォーム毎に衣装変えてほしかった

属性ごとに一定時間強化される「フォームチェンジ」という要素があるのですが、色が変わるだけでコスチュームは変わらない…などフルプライスなんだからもうちょい頑張って欲しかったですね

あとフォームチェンジ自体もあんまり活きていないような気も…

修繕のリトライのやりにくさ

書物の修繕ポイントは調べるとタイムアタックで敵を倒したり、指定されたゴールまで移動するといったミニゲーム形式になっているのですが、これのリトライ性が悪い。再挑戦するにはいったんエリアチェンジをする必要があるし、ゴールを目指すタイプに関しては途中でギブアップやリトライさせて欲しかったですね。

 

まとめ

  • サクサク遊べるアクションRPGをやりたいならアリ
  • 価格に対してボリュームはかなり控えめ


 
価格の割にボリュームが無い点を許容できるならアリ!

7,000円で10時間は正直きついけど…

スカーレッドサルベーション」「カラミティエンジェルズ」と比べたら全然良いですね。ボリュームはないけど楽しいと思える瞬間が結構あったから

コンパちゃんは、不満点はあるけどなんだかんだ楽しめるよねっていう作品を今後もお願いします

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