東方メガテン
『東方 Artificial Dream in Arcadia』をプレイしての感想
概要
refint/games | |
RPG | |
PS5PS4SwitchSteam | |
2023/09/23(Steam) 2025/07/03(PS5/PS4/Switch) |
「東方Project」二次創作ゲームとなる、女神転生ライクな3DダンジョンRPG。
本作の舞台となる幻想郷では、謎のタワーが出現したことをきっかけに幻想少女たちのクローンのような存在”スリーパー”が各地で出現・暴走するという異変が発生。
そんな中、夢の中で幻想郷に潜り込める能力を持つ主人公”宇佐見菫子“が持つスマホに「スリーパーを使役出来る特殊なアプリ」が突然インストールされたことをきっかけに、彼女はこの力を使って幻想郷で発生した異変解決に乗り出すこととなります。
Steamの販売ページでは「メガテン風ダンジョンRPG」と紹介されている通り、本作はメガテンシリーズをオマージュしたダンジョンRPG。
基本的なシステムはSFC時代のメガテンシリーズを元にしつつ東方の要素を入れた感じ。
敵であるスリーパーは捕獲して仲間にしたり、ターミナルで合体させて新たなスリーパーを生み出したりスキル継承なども行えます。
東方シリーズらしい特徴としてはスリーパーを捕まえるのがメガテンシリーズのような会話ではなく”弾幕ごっこ“、つまりシューティングゲーム仕様になっています。
横STG形式での戦いになっており、敵の強さは残りHPによって変化するのでSTGが苦手な人は通常の戦闘でHPを減らしておきましょう(システムでステータス依存の確率に変えることも可能)
なおスリーパーの弾幕はキャラ毎に原作再現がなされています。横STG仕様になっていますが、あのスペルカードだ!ってしっかり分かるように作られているので要注目。
メガテンシリーズのマグネタイトのようなシステムとして本作にはスマホバッテリーの概念があり、パーティの強さに応じて歩く度に消費。バッテリー切れになるとマップが見れなくなるなど探索が困難になるので、こちらも管理も重要な要素となっています。
またスリーパーは旧作から最新作までの東方キャラ160体以上が登場。スリーパーはレベルが上がるしスキル継承で技を入れ替えることも出来るので、属性耐性や基礎能力値による強弱の差はありつつも頑張ればお気に入りのキャラを使い続けることが出来るのも嬉しいポイントですね
旧作から…
新作のキャラまで満遍なく登場しています
ステータスやスキルが各キャラをイメージしたようになっているのも愛を感じますね
気になる点
気になる点としては、基本的な作りはオールドスタイルでシンプルなゲーム性でひたすら戦闘を繰り返すゲームなので、そこを単調に感じてしまう人はいるかもしれません。
またスリーパーの合体に関しても、菫子のレベルを超えるスリーパーを合体から作り出すことは出来ないので、序盤に頑張って高レベルのスリーパーを生み出す!的な遊びは出来ないので、そういった点での自由度はあまり高くないですね。
まとめ
- 東方シリーズやメガテンシリーズ(SFC)、ダンジョンRPGなどどれかが好きな人にはオススメ
東方メガテンことPS5『Touhou Artificial Dream in Arcadia』プラチナトロフィー獲得!
本作は東方Projectの二次創作ゲームである、SFC時代の女神転生シリーズ風な3DダンジョンRPG。
交渉が弾幕ごっこだったりとシステムは上手く東方風にアレンジされており、ボリュームもある良作。 pic.twitter.com/8HWwwLTaQl— ととねこのゲーム攻略所 (@totonekonet) July 12, 2025
東方とメガテン、それぞれに対するリスペクトを感じさせ、両シリーズの要素を上手く混ぜつつ構築出来ている良作。
メガテン風なドット絵グラフィック、音楽のクオリティも〇。スキル継承などもオマージュ元と比べて簡素で分かりやすく、全体的に遊びやすい作りです。
ボリュームも価格の割に豊富で、1周クリアするのに3~40時間は楽しめるかと思います。